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【就活生向け】文系はエンジニアになれるか?

結論

全然なれる。けど無理になるもんじゃないと思う。

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はじめに

先日、就活生(文系学部)から 『文系でエンジニアになるのってどうなんでしょう?』 という相談をもらいました。

その時は結構雑に答えてしまったのですが、改めて文系が新卒採用でエンジニア職に就くことついて主観100%で記事にしてみようと思い立ったので、同じような疑問を持っている就活生やこれから就職先を考える方々に読んでもらえたらと思います。

少し長くなります。また、序盤は少しエンジニアに関する話から離れますが、お付き合い下さい。

僕は2013年に4年制大学(経営学部)を卒業してから、2017年4月現在に至るまでWebエンジニアとして働いてます(転職を経て現在2社目)。気づけば5年目…ヒェ~

学生時代の就活

さて、いきなりですが自分語りをします。

就活解禁

2013年の新卒採用は、大学3年の12月解禁でした。(今とは少し事情が違いますね)

あまり就活への意欲は無かったのですが、周りが焦りまくっているのに流されてなんとなくリクナビ(就活情報サイト)に登録したのを覚えています。

当時就職に対して漠然と以下のように考えていました

  • 特段、就きたいと思っている職業は無い。
    • というか、世の中にどういう仕事があるのかよくわかってない
    • 小さい頃は ビーファイターカブト になりたかった
  • しいて言うならIT系の企業が少し気になる。
    • パソコンを触ったり・ネットをするのが好きだし。
  • 客先に飛び込んで熱意で営業!とか居酒屋で大声出しながら接客!みたいなのは無理そう。
    • やるならデスクワークだな。

流石にニートはマズいし何かしら仕事に就かなきゃいけないなとは思っていたので、皆が就活を始めたタイミングでビッグウェーブに乗ってみることにしました。

周りがやってれば多少はやる気が出ます。やりたくないけど。

1社目の内定

1社目は、リクナビのレコメンドメールか何かで知った都心の中堅コンサルティング会社を受けてみることにしました。

(正確には、説明会に出向いたら何故かそのまま全員1次選考を受ける流れだったのですが…w)

後から知ったのですが、コンサル業界って選考始まるのが比較的早いらしい?です。(あくまで当時そう言われていただけで今はどうか知らない)

すぐに一次選考通過の電話が来て、12月中旬には1回目の面接を受け、その後も何度か面接をして、最終的に1月半ばぐらいには内定を頂きました。

大変ありがたいことではあったのですが、正直あまりその道に進むことは考えられませんでした。

理由は2つあって、

  • 何故か全員スーツ着てる
  • 縦社会を強く感じる

という。。。アホみたいな理由ですよね。でもどうしても無理だったんですよ。

まず、自分にはスーツが仕事に適している服装だとはどうしても思えなかったんですよね。もうすこしリラックスして生きたいよ。

百歩譲ってお堅い客先に出向くときは仕方ないかもしれませんが、1日中社内に居る人までもがスーツで仕事する意味が一切理解できませんでした。(※今も理解できていません)

次に、若手と上司の関係なんですが、これはある程度は自然なことです。が、"上司の言うことは絶対!" 、 “飲み会では上司にお酌!!” みたいな、なんかそんな感じが無理でした。

上司や先輩に丁寧に接するのは良いけども、それ以上に下手に出なくちゃいけないのはなんか変だぞ??人間もう少しフラットで良くないか??って思っていました。

というわけで、皮肉なことに内定を頂いた会社が自分の中で “行きたくない会社像” になってしまいました。

ただ、受付のお姉さんがもれなく全員可愛かったのは良かったです

2社目の内定

“行きたくない会社像” が明確になったことで、逆に “行きたい会社像” をイメージしやすくなってきました。

そして家で ニコニコ動画 を見ていたある時、ドワンゴ 面白そうじゃね?と思い調べてみることにしたのですが、

元々ニコニコ動画が好きだったこともあるし、何より1社目のような堅い企業に嫌気がさしていたことも相まってドワンゴという会社が非常に魅力的に感じられるようになっていました。

もうね、ドワンゴ絶対入社したいマンになっていました。ところが、採用ページを見ると…

!!採用はエンジニアのみ!!

( ゚д゚)…

パソコンやネットの扱いには割りと慣れているつもりでいたけど、流石にプログラミングは出来ない!!死んだー!!はい死んだー!!

まぁでもここまで行きたいと思える会社も他にないし、ダメ元で受けてみるかーとエントリーしました。

結果、無事採用されてドワンゴでエンジニアとしてのキャリアをスタート させることになります。

エンジニア採用面接への臨み方

就活当時の僕は、

『無料のHTMLテンプレートを拾ってきてテキストを差し替えてレンタルサーバーで公開する』ということがなんとか出来る、ぐらいのスキルしかありませんでした。

(でも文系学部の人たちって本当にPCに疎いんですよね。だからこのぐらいできると「すげー!!お前パソコン詳しいな!!」みたいな扱い受けるんですよ。)

一方で、情報系を専攻している学生達はそんなことは当然のように出来るし、より高度なことも出来るはず。理系は数学も出来るからきっと僕の5万倍ぐらいは凄い。

だから自分はそこで勝負してはいけないと思いました。

代わりに、「動画配信やひいてはネットそのものが今後どのように変化していくか、その過程でニコニコはどういった役割を担うか、そして自分はどの領域に興味があるか」という視点から話をして、その関心領域の問題解決の手段としてこれからプログラミングを学ぶ意志があることを伝えるように心掛けたような、そんな気がします(うろ覚え)

どんなアプローチを取るかは各々自由ですが、面接前に急いでプログラミングの知識を詰め込んでも結局付け焼き刃でしかないので、他の部分を軸にしてアピール出来ると良さそうです。

エンジニアになってみての感想

というわけで、行きたい会社がエンジニアしか募集していなかったから というだけの理由でエンジニアになって5年目です。

今は、転職を経て2つ目の会社で同様にエンジニアとして働いていますが、楽しくやっています。

“エンジニア” といっても企業によって文化は様々です。きっと中にはゴリゴリの体育会系縦社会の会社もあるでしょう。

でも、多くのWeb系の企業は概ね風通しが良く柔軟な文化を持っていて、僕のような社会不適合な人種でもなんとかやっていける雰囲気があるような気がします。

それから、親には “公務員になれ” とか、"ドワンゴなんていう会社は知らないぞ。安定した会社なのか?" という感想をもらったこともありました。

公務員が安定しているとか大企業が安定しているとかはもう過去の話だと思います。昨今は東芝もヤバいじゃないですか。

大企業に入るよりも、個人レベルで食いっぱぐれないように生きるほうが長期的に見たらよっぽど安定なんじゃないかなぁと。

そういう意味で、この時代にエンジニアになったのはラッキーでした。

仮に明日突然クビになってもなんとか生きていけるので、気が楽です。

エンジニアの適性

エンジニアは他の仕事と以上に適性に左右されやすいように思います。向いてない人はとことん向いてないということです。

プログラミングは出来る人と出来ない人で二極化する傾向にあると言われています。

そういう先天的(?)なもの以外に、どういった要素が適性に影響してくるかを考えてみました。

Q. 数学が出来ないとダメ?

A. 出来なくてもいいよ

これはよく聞かれるし、僕自信も プログラミング=数学 みたいなイメージを持っていました。

(僕はどちらかというと数学が苦手な方で、高校のテストはいつも赤点ギリギリみたいな感じでした…)

勿論、担当する領域や事業内容によっては数学の知識が必要になる場面もあります。

しかしそれはエンジニアだからというわけではなく、例えば営業職でも資料作りに数学の知識があった方がよい場面はあるだろうし、 企画職でも数字を見る場面というのは往々にしてあるんじゃないですかね。

数学が得意な人はプログラミングと合わせると強力な武器になることは間違いありません。

当然数学が必要になる領域もあるわけですから、そこで力を発揮出来るのはエンジニアとしての価値に直結します。ただ、それはエンジニアであるための必要条件では無いと思います。

Q. 英語が出来ないとダメ?

A. 読み書きは少し出来たほうがいいよ

まず、プログラムそのものがアルファベットと記号で記述されます。

この時点で、アルファベットを見ただけでアレルギーが出るような人はなかなか大変かもしれません。

また、資料が英語で記述されていたり、プログラミングに使用するツールはメニューが英語だったりすることが多いです。

そこら辺に抵抗なくスイスイ読める人は、そうでない人に比べて有利です。

ただ、一概に エンジニア=英語が出来る というわけでもないというのが実際のところです。

例えば、 heightwidth という単語はよく使うのですが、これを ヘイト , ワイズ なんて凄い読み方をする人たちも沢山居ます。

User is exist とか、基本的な文法が怪しい人も沢山見かけます。

これを聞くと、「あ、そんなんなら俺のほうが英語出来るかも…」 ってちょっと安心しませんか?

でも別にそれで仕事が出来ているなら問題はなくて、英語を英語として認識するか、プログラミングのための記号として認識するかの違いでしか無いと思います。

また、わからない単語はググればすぐわかるし、難しい英文もGoogle翻訳などを用いればどうにかなったりもします。

かといって全く出来ないのは非効率なので、最低限中学レベルの英語読み書きは出来ると良いと思います。

国語力が必須

僕もそうだったように、エンジニアというと数学や英語というイメージが先行しがちだと思いますが、実際のところはいちばん大事なのは『国語力』なのではないかなと思います。

国語力とはなんぞやと言われると、「文章を読む力」「文章を構成する力」の2つでしょうか。

頭で考えたことを綺麗に文章に落とし込む能力は、プログラミングにおいても活かされます。

綺麗に書かれたプログラムと、ぐちゃぐちゃに書かれたプログラムがあったとして、全く同じ動作をするとしても 前者は資産で後者は負債です。

そう考えると、実は文系こそエンジニアに向いている人種なのでは!?って気がしてきますね!!!!

勿論、プログラミング以外にも、コミュニケーションや資料作成などあらゆる業務全般においても、文章を読む・書く ということが付きまといます。

(自分に国語力があるかは甚だ疑問です)

パソコンが好きか?

エンジニアになる上で、 「パソコンに苦手意識がないか」 ということも非常に重要な気がします。

最近では、普段スマホやタブレットしか使わなくてパソコンは持っていないという人も多いんじゃないですかね。

周囲のエンジニア達は、小学生の頃からパソコンを触っていたという人が結構多いです。

(僕も小学生の頃にパソコンを買ってもらい、それ以降はインターネットに入り浸りネトゲに勤しんだ青春時代を送ったのでした。)

歴はともかくとして、このご時世にパソコンを毎日使う習慣がある人はナイスですね〜。

例えばiTunesでもパワポでもエロ動画視聴でもなんでも良いんですけど、普段パソコン使ってる時にエラーが出たら、そのエラーメッセージでググってみたり色々試行錯誤して粘り強く解決を試みる人はエンジニアに向いているかもしれません。

プログラミングを趣味にできるか

エンジニアが自信の価値を保つには、日々勉強し続けなければいけません。

“勉強” とは、日々登場する新しい技術に触れたり、未知の分野に挑戦して見識を広めることです。

業務の中で学べることも沢山あるのですが、それ以外の時間で、つまり休日にもプログラミングをしたり本を読んだりということが必要になってきます。

別に休日をどう過ごすのも個人の自由ですが、多くの人が熱心にやっているのが事実です。

そしてエンジニア職は、そういった積み重ねが他の職種よりも顕著に差として現れやすいと思います。

で、こうやって聞くと「休日に無給で仕事?」「ブラック企業か?」「リフレッシュしないと病むぞ?」「休日は友達と遊びたい」とか、言いたいことは山ほどあると思います。

確かに仕事だと思ってやっていたらその通りです。

だから、趣味として好き好んでやれるか?というのは、エンジニアの適性という観点からすると非常に重要です。

努力を努力と思わずにのめり込めるかどうか。これはプログラミング以外でも同じですね。

ちなみに僕は、単純にプログラミング自体を趣味にする というのは正直無理でした。

目的無く技術を学ぶ気力が湧かないんですよね。もしくは学ぶこと自体を目的に出来ない、というか…

なので、自分でWebサービスを開発して運営する(つまり最終的に事業として収益化する。富豪になりたい。) という目的をもって、その開発のために新しい技術を学ぶことにしています。

最終的にはお金を稼ぐことが目標なので実益を兼ねていて、モチベーションとしては良い感じです。

2016年には法人化までしてしまいました。

blog.shucream.net

(散々偉そうなこと言っていますが、僕は怠けがちです。頑張ってますとはとても言えません…)

新卒でエンジニアになる意味

適性について散々書きましたが、結局はやってみたいと思うならやればいいと思うんですよね。

どうしても向いてないと思えばエンジニア以外の職種に転向すればいいだけです。

新卒採用というのは、 “未経験で好きな企業に行ける(可能性がある)最初で最後の特権” のようなものだと思います。

中途採用で未経験でエンジニアになる、というのも不可能ではないかもしれませんがかなり厳しいですよね…

一方で、エンジニアの経験があると今の時代はジョブチェンジの際に強みになる場面が多いように思います。

ディレクターでもエンジニア経験があるとなしとじゃ現場の見え方が全く違うのではないでしょうか。

なんなら田舎に返って実家の米屋を継ぐとしても、業者にぼったくられることなく米のオンライン販売のためのシステム作れたりするわけじゃないですか。凄くないですか?

なので、自分はエンジニアの適性がないかもしれないと思っても新卒特権でやってみるというのは一つの手だし、ダメでもその後なんとでもなると思っておけば少しは気が楽になるのではないでしょうか。新卒最高!!!!

おわり

思ったより長くなってしまいました。

自分で読み直してみて思ったけど、正直、適性のところの PCが好きかどうかとかプログラミングを趣味に出来るかという話は、大人になってからパソコンに触れ始めた人にはハードルが高いかもしれません。

子供の頃からパソコンに触れている人・プログラミングをしている人というのは 世界を見る時の視点や思考のベースがそれで出来ているから、大人になってから学び始めた人とは恐らく根本的に違うと思ってます。

例えば幼少期からずっとサッカーだけをやっていた人が大人になって急にプログラミングに触れたとして、その人はサッカーで形成された世界観でプログラミングという概念にふれるわけですよね。(適切な表現ではないと思うけど) サッカーでプログラミングを理解しようとするのがうまくいく訳がない。

大人が何かを解釈しようとする時は既に完成された世界からそれに触れるから、その2つの概念が乖離しているほど正しい理解が難しくなるし、ストレスになると思う。

そして、プログラミングはその大部分が日常生活では出会うことのない全く新しい概念で構成されている。

まだ世界観が確立していない子供のうちは何をやっても吸収が早いし、そういう時期に吸収して定着したものはなかなか変わらないし、だからパソコン生まれパソコン育ちみたいな人はマジで強い。

業界に入るとそういう人がたくさんいるから、それに飲まれると死ぬ。

死なないためには、同じゴールを目指す場合でも別のアプローチを取るのは有効だと思う。

実際、先述の通りプログラミングそれ自体を趣味にすることは諦めたけども、物づくりをしてそれで最終的にはお金を稼ぎたいっていう欲に対してプログラミングを用いることで勉強のモチベーションのコントロールに成功しています。上手く自分を騙せていると思います。

あと、繰り返しますが僕はストイックに毎日勉強しまくってるわけでもなければ適性100%のめちゃくちゃ仕事が出来るイケイケエンジニアでもないです。

でも、大きなストレスを抱えることもなく今も毎日楽しくエンジニアをやっていますし、今のところはこれでよかったと思っています。

「文系だから・理系だから」という固定観念で職業の選択をするというのは、もしかするととても勿体無いことをしているんじゃないかなと思います。

就活生の皆様のご健勝と今後のご活躍をお祈り申し上げます。